2020.02.21
今回は、Kindle OasisとKindle PaperwhiteとKindle(無印)を比較して、どの端末がコスパ最強かを考えたいと思います。
どのKindle端末を買えばいいのか迷っていたら、その迷いが晴れますのでぜひご一読してってください。
ちなみにぼくは、Kindleが日本上陸した2012年から使い続けて、5回ほど買い換えましたので、その使用経験を元にお話していきます。
先に結論をいってしまいます。
どう考えても、Kindle Paperwhiteがコスパ最強だと思います!
その理由を説明する前に、Amazonさんが用意してくれている比較表を見てください。
価格から始まって接続方式までの特徴がズラリ並ぶ『Kindle電子書籍リーダーの比較』のことです。
この比較表の項目を元にお話していきましょう。
6インチか7インチかの違いになりますが、1インチの違いは、テキストベースの書籍を読むには大して気になりません。なのでどちらでもいい。
そしてレイアウト固定のマンガや大型本を読むには、どのKindle端末もサイズがちょい足りないとぼくは感じます。もちろん読めなくはないのですが。
マンガやサイズについて詳しくは『Kindle Oasisとサイズ比較!iPadも含め最適サイズは?』をご参照ください。
電子書籍はクラウド管理。ネットに繋がればダウンロードできますから、そこまで大きな容量は必要ないでしょう。電子書籍の1冊当たりの容量も、マンガ・雑誌・写真集などでない限りは大して容量を食いません。
なのでKindle PaperwhiteもKindle Oasisも8GBで十分、Kindle(無印)の4GBでも問題ないでしょう。
普通にテキストを読むだけなら、Kindle(無印)の167ppiでも問題ありません。300ppiとかオーバースペックなくらいです(^^;
せっかくの電子ペーパーなのに、画面をギンギンギラギラに発光させるのはどうかと思います。お目々が疲れそう。
ちなみに電子ペーパーとは、端的に説明すると紙のような読み心地を再現したディスプレイのこと。電子ペーパー自体が発光しているのではなく、フロントライトの光を反射することで、ぼくたちに文字を見せているわけです。
これと比べて液晶やLEDは、パソコンやスマホのディスプレイのことですが、これらは下から上に光が進みます。イコール直接光ということ。
つまり反射光と直接光の違いということなのですが、これにより何が違うのかといえば、お目々の疲れが違ってくるといわれています。いわく反射光のほうが疲れない、ということなのですが、この辺は眼科医や専門家の見解も分かれるところなので断定はできません。
電子ペーパーのほうがお目々が疲れない──コトに期待、くらいに考えておけばいいかと思います。
ということでぼくはKindle Oasisを使っていますが、フロントライト光量はギリギリまで抑えています。なのでLED25個なんてあっても宝の持ち腐れでしょうか(^^;
まぁ25コあると均一に光らせられるということなのですが、どのみち光量を抑えていたらさほど気にはなりません。
つまりこの項目もさしたる違いはありません。
ぜんぶ長保ち!
Kindle端末にデザイン性を求める人は少ない気がしますが……フラットベゼルであろうとなかろうと機能的にはなんら問題もありません。
さてお立ち会い!
いよいよ重要な分岐点にさしかかりました。
ぼくはこの防水機能は重視していまして、なぜかといえば、お風呂で電子書籍を読みたいから。
Kindle(無印)はお風呂で読めません。
そしてKindle PaperwhiteとKindle Oasisはお風呂で読めます。
さてここから先の機能は、すべてKindle Oasisだけに実装されている機能になります。
ということで色調整ライトですが、これまでのKindle画面は、灰色っぽいものでした。なのでなんとなく、安っぽい紙に印字された紙面を見ているかのようでした。
ですが最新版のKindle Oasisは、ベージュっぽい色に変更可能になったとのこと。
これで文庫紙面のような感じに近づいたかもしれません。人によって印象はちょっと異なると思いますが。
ただこれは、あくまでも情緒的な価値です。色調整できなくても『読書』という機能的価値を損なうものではありません。
「この機能は便利そうかも」と思って楽しみにしていた機能の一つ。
が、しかし……
ぼくにとっては、自動調整される明るさは明るすぎました(ToT)
さらに、調整中の光の変化がカクカクするのです。例えばiPadなら、光量が増えたり減ったりしているのに気づかないくらい滑らかに調整してくれますが、Kindle Oasisは階段式に増減します。
そうすると……光量が気になって読書に集中できません(ToT)
だからこの機能はカットしてしまいました。
そもそも、明るさが極端に頻繁に変わる環境ってあまりない気がしますね。例えば、トンネルを頻繁に出入りする電車とかには必要……なのかな?
でも液晶やLEDと違って、反射光で読める電子ペーパーは周囲の光にそこまで左右しないはず。紙書籍に明るさ調整機能なんて付いていませんしね。
ということで、気になるようなら手動で明るさ調節すればいいかなと思います。
これなー(笑)
立ったり座ったりの姿勢なら問題ないのですが、寝っ転がったり横になったりの読書だと、逆に持ちにくくて……
この持ちにくさを文面で表現することができないのでもどかしいのですが、とにかくなんか持ちにくいのです。片方に余計なスペースがあると。
あとね……片手で鷲掴みもしにくいデス。女性の手サイズだと無理かも?
ということで、ぼくはむしろ普通の縦長デザインのほうが使いやすいと思います。
左右非対称なKindle Oasisのデザインだから必要になった機能ですねこれは。Kindle PaperwhiteとKindle(無印)にはそもそも不要な機能です。
ぼくは画面のスワイプやタップで間に合ってますが、物理ボタンが欲しい、という人はけっこういるかもしれませんね。あとお風呂では物理ボタンは重宝します。
使う場所によってセレクトになりますね。
自宅や職場でWi-Fiが使える環境でKindleを使うことが多いなら『Wi-Fi』モデル。移動中など屋外で使うことが多いなら『Wi-Fi+無料4G』モデルがいいでしょう。
なおKindle(無印)は、Wi-Fiモデルしかありません。
比較表の項目にはありませんが、Kindle OasisとPaperwhite、両方使って感じた端末の反応速度についてもお話しておきます。
反応速度というのは、画面をタップして切り替わるまでの速度ですね。端末の起動時や、ライブラリや書籍を開くまでの待ち時間などです。
これはOasisのほうが若干早いと感じます。Paperwhiteはけっこうモタモタする感じ。
ただOasisがモタつかないかといえばそんなことはなく、タブレットと比べたらやっぱり遅いです。
ですが実際に読書に入った際のページ送りは遅さを感じません、OasisとPaperwhiteとどちらも快適。なので実質的にはどちらも問題ないというのがぼくの見解です。
ということで……以上をまとめると以下のようになります。
ということで、コスパ最強はKindle Paperwhiteでした。ご参考になれば幸いです(^^)
カテゴリー:Kindle Oasis / Kindle Paperwhite
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