2020.02.25
今回は、Kindle Oasis/Paperwhiteで漫画は読みにくいのか否か?をレビューしてみたいと思います。
結論からいっちゃいますと、これまでスマホで漫画を読んでいたなら、Kindle Oasisでなら漫画は読めると思います。
でもスマホで漫画が読んでいたとしても、Paperwhiteのほうは、6インチあっても画面の拡大縮小がスムーズにはいかないのでかなり読みにくいかなと。
ちなみにぼくは、漫画はなるべく大画面で読みたい派なので、Kindle Oasisでも読みにくい感じですね。なので大画面で読みたいなら、そのオススメ端末とは……!? では詳しくお話していきましょう。
前述の通り、いままでスマホで漫画を読んでいて「もうちょい大きな画面があるといいな」と思ってKindle Oasisを検討している人でしたら大丈夫。7インチのKindle Oasisは、スマホよりずっと読みやすくなるでしょう。
吹き出しの文字はちゃんと読めますし、ふりがな(ルビ)はだいぶ小さくなるものの認識可能です。見開き表示も下記動画のように行えます。
漫画の見開き表示の様子 (音声ナシなので公共の場でも再生可能)
ですが、拡大縮小は厳しいですね。これはKindle Oasisの性能が悪いというより電子ペーパーの特性上、難しいのだと思われます。
小さくて読みにくい箇所だけピンポイントで拡大縮小する程度ならいいのですが、頻繁に拡大縮小の操作を行いながらはだいぶ読みにくいでしょう。
拡大縮小の様子(音声ナシ)
それと、コマの中に文字をビッチリ書き込むタイプの漫画も読みにくかったです。具体的には『まちかどまぞく』みたいな4コママンガで、セリフも絵もびっちり描き込まれている力作は、8インチ以上の画面サイズが欲しいところですね。
「これまではタブレットで漫画を読んでいたけど、目の疲れ軽減のために電子ペーパーのKindle Oasisで漫画を読みたい」という人でしたら、それはおすすめしません。
タブレットは大体8インチ以上のサイズがありますから、Kindle Oasisでも一回り小さくなります。そうすると文字も絵も小さくなって迫力が激減してしまうように感じるでしょう。
もちろんこの辺は慣れなので、慣れればKindle Oasisでも漫画を十分楽しめると思いますが、せっかく大きな画面があるのにわざわざKindle Oasisを買う必要ないのでは?と思います。
電子ペーパーがどれほど眼精疲労を軽減するのかは、眼科医でも賛否両論分かれていますので定かではありません。ぼくは医者でもないので参考程度までにですが、タブレットでも光量を小さくすれば目の疲れはそれほど感じませんでした。
電子ペーパーでも、フロントライトをガンガンに光らせていると意味ないと思いますし。
どのくらい光量を抑えているかというと、ぼくはiPadを使っているのですが、iPadの光量自動調整よりさらに一段階光量を抑えて使っています。
というわけでKindle Oasisを買う前に、お手持ちのタブレットの光量を一度抑えめにして漫画を読んでみてはいかがでしょうか。
コレまでは紙コミックスを読んでいて、今後は電子書籍に乗り換えようとしている人は、ぼくはタブレットがオススメですね。
漫画を十分に堪能するなら、やっぱり8インチ以上は欲しいところ。画面サイズによる漫画の迫力って、読み比べてみると思った以上に違いがあります。
とくにKindle Oasisはそこまで安くはないですから、エントリーモデルのiPad(無印)と比べてその差額が8,290円ならば、読書以外の用途もあるiPad(無印)は魅力的です。
Kindle Oasis | 29,980円 |
---|---|
iPad(無印) | 38,270円 |
差額 | 8,290円 |
前述の通り、電子ペーパーによる眼精疲労は賛否両論ありますから、iPad(無印)の光量を控えめに使えば紙と変わらない読みやすさを実現できるのではないかと思います。
最後にKindle Paperwhiteですが、6インチサイズともなるとだいぶ小さくなります。
これで拡大縮小がスムーズにできるのならまだ可能性はあるのですが、スムーズにはいかないのですよコレが。
Kindle Paperwhiteの拡大縮小の様子(音声ナシ)
ということで、コスパがよくて魅力的なKindle Paperwhiteですが、漫画読書にはいささか適さないものと思われます。
ちなみにぼくは、漫画や大型本はiPadで読んで、小説や専門書など熟読したい本はKindle Paperwhiteで読む、という風に使い分けています。
Kindle Paperwhiteは、持ち歩くにもちょうどいいサイズ・重量なので、漫画以外の読書には大変重宝しておりますね。
以上をまとめるとこんな感じです。
以上、ご参考になれば幸いです(^^)
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